理学療法士が行う歩行分析のポイントとは?基本的な見方をまず知っておこう!!
※あくまでも個人の見解となります。人によって見方は様々です。参考になればと…
理学療法士として動作、特に歩行を見ることは必須ですし、見れないと仕事にならないと言っても過言ではないです。
患者さんの歩行動画を見直したりもしますが、それ以前に正常歩行が理解できていないと問題外となってしまいます。正常と逸脱している部分を見抜くことはできないと思います。

新人・若手
歩行観察や分析って難しくてどうやったらいいかわからない
正常がわからずにして異常、正常から逸脱してる点を見つけるのは難しいです。
正常歩行を理解した上で次のポイントに注意していきましょう。

ポイントは…
では本題となることについて。歩行含め姿勢や各動作をみるときのポイントは
全体像を把握する
その後に
各セグメント(区切り)をみること
と私は思っています。
いきなりポイントを絞ってしまうと他の部位がどのような状態かを把握しにくくなります。
学生時代に専門学校の教員から
「ぼんやりとでもいいからまずは全体像を把握するように」
このように言われました。それまではポイントを絞ってみていましたが、この助言をいただいてからは全体像を把握するように注意しています。そこから気になる部分、正常から逸脱しているところ見つけていくことが大切と思います。臨床経験10年以上になりますがこれは間違ってはいないかなと思っています。
参考になる書籍2冊
次に歩行観察・歩行分析をする上で参考となる書籍を紹介します。下記の2冊どちらかを使用してる人がほとんどなのかなと思います。
「観察による歩行分析」

私が学生時代から未だに使用している書籍です。
所々に書かれている「注目」と「臨床のためのヒント」には作者のNeumann氏が臨床経験で得た知見が記載されてます。また、心と考え方、心理的影響といった歩行に対する心理的因子についても書かれていてとても参考になります。
付録には「歩行分析シート」があり、学生さんや新人さん、また歩行観察や分析が苦手なセラピストはこれに基づいて観察や分析を行うと理解が深まると思います。
「ペリー歩行分析」

こちらを使っている人も多いですがみなさんはどうでしょうか?正常歩行と異常歩行について網羅的に書かれているようです。
引用:医歯薬出版株式会社
歩行時に大事なことは…
歩行時に重要なのは股関節伸展、足関節背屈。特に立脚後期(TSt)で腸腰筋と下腿三頭筋の伸張させることが必要。筋紡錘の伸張刺激により反射的に短縮への収縮が生まれることで、屈筋と伸筋の切り替えを行なっていると言われています。そのためにも股関節伸展と足関節背屈の可動域はとても重要です。
その前のIC(踵接地)、LR(荷重応答期)、MSt(立脚中期)が大事。前段階で姿勢保持できていなかったら股関節伸展相作れないので…。
ICでの踵接地に対して賛否両論の意見が出ていますが、踵接地することで大殿筋やハムストリングの収縮を促しています。またロッカーファンクション(ヒール→アンクル→フォアフット)がしっかり機能することで前方への推進力も生まれます。しかし、踵からを意識するあまり前脛骨筋や足趾伸筋が過剰収縮したり、足部内反を助長してしまうことがあります。また、踵から着こうとして無理に歩幅を大きくしてバランスを崩して転倒したりとあるため、状況に応じた声かけが必要です。
とまだまだ書くことはありますがこの辺で。
ポイントは
全体像を把握する → 各セグメントを見る
もちろん逆でもいいと思いますが、両方を行うことは忘れずに!
ざっくりと書いてるのでそこはご勘弁を(^^;